column
車間距離の重要性
「車間距離は長めに取りましょう」と教習所で教わったものの、車間距離を長く取るとその間にどんどん入られてしまいなんだか損した気分になってしまう…。
多くの皆さんがそんな思いをされた経験があるのではないでしょうか。
そもそも何故、車間距離を長く取る必要があるのでしょうか?
今回は車間距離の重要性についてお話しさせて頂きます。
車は急に止まれない
前を走っている車は次にどのような動きをするか正確に予測できないですよね。
・突然減速したり止まるかもしれない
・車線変更するかもしれない
前を走る車にしても突発的な事態が起きたから減速や車線変更しているわけですよね。
飛び石、落下物から回避する
道路を走行中突如「ビシッ!」と音がしてフロントガラスに穴やヒビが入る“飛び石”
前を走る車に積んでいる荷物が突如落下してくる”落下物”
自分は何もしていないのにこんなことに巻き込まれるのは正直イヤですよね。
前方で何らかのトラブルが発生した場合、私たちは
・減速、停止
・方向転換
などでトラブルから回避しますが、前方との距離が短いと操作が間に合わず、減速、停止、方向転換しきれないことになります。
もしかして「あおり運転」?
最近ニュース等で話題の「あおり運転」。
程度の大小はありますが皆さんも遭遇したことがあるのではないでしょうか。
道路交通法第26条には
「車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいても、これに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない」
と、車間距離を取らなければならない旨が定められています。
極端な例ですが自分はそのつもりが無くても、車間距離が短いと「あおり運転」をされたと相手に誤解されることは決して少なくありません。
では車間距離はどれくらい取り、どのように測ればよいのでしょうか。
様々な方法がありますのが今すぐできるものとして、
・前の車が通過した地点を自分の車が2秒若しくは3秒後に通過するよう意識する
があります。
前の車が通過してから心の中で
「ゼロ、イチ、ニ…」
とゆっくりカウントするだけなので、誰でも何時でも簡単に実践できます。
※「イチ」からでなく「ゼロ」からカウントすることが重要です!
「車間距離を長く取る」ことは自分自身を守るだけでなく、周りのヒト、モノを事故やトラブルから守ることにもなるのです。
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