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コラム
身体的能力の限界を知る
人間の能力
人間には、多くの素晴らしい身体的な能力が備わっていますが、ご存知の通りそれぞれの能力には限界があります。
私達は自身の能力を認識しているのか?!
たとえば、反応時間です。
ランプがついたらボタンを押すというような単純な動作でも、私達は0.3秒程度の時間が掛かります。
これは、どんなに素晴らしい反射神経を持っている方でも、時間を短縮するのには限界があり、ゼロにすることはできません。
当然、考え事をしていたり、他の事に気を取られていれば反応時間が伸びるわけですが、「自分は反射神経が良いので、車間距離を詰めて走っても平気だ」というわけにはいきません。
また、車の速度が速くなれば速くなるほど、運転者の視野は狭くなり、遠くを注視するようになるために、近くは見えにくくなってしまいます。
したがって、速度を出しすぎると近くから飛び出してくる歩行者や自転車などを見落とすことになります。
年々、トンネルが見えづらくなることも
その他、明るい場所から暗い場所に入ったときに周りが見えるようになるまでの「暗順応」に掛かる時間も、多少の個人差はあるものの、一定の時間がかかってしまいます。
また、人間の身体的能力は、年齢を重ねるごとに低下していくという問題もあり、加齢による能力の低下も、誰も止めることはできません。
自分の能力を認識する
運転をするときには、反応時間などの身体的な能力には限界があり、加齢により能力が低下するということも踏まえ、私達には能力に限界があることをよく知ったうえで、それを生かした安全な運転することが大切となります。
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