寒くなる前のタイヤチェック

車が好きな方にとっては、“タイヤ”にこだわる方も少なくないでしょう。

ただ、多くのドライバーはタイヤがパンクしない限りあまり気に留めないパーツではないでしょうか。

車が安全に走行するためには、タイヤチェックは欠かせないものです。

何を点検するの?

ドライバーが行うタイヤチェックの項目は、

・空気圧

・摩耗

・傷、ひび割れ

があげられます。

状態の悪いタイヤを使うと・・・

整備が行き届いてないタイヤで走行を続けると、

・空気圧が低いタイヤは燃費悪化、偏摩耗の発生、走行性能の低下。

・空気圧が高すぎるタイヤは破裂の恐れ。

・摩耗したタイヤはタイヤ寿命低下、異常振動の発生、騒音の増大の他、制動距離の増大(すぐに止まれない)を招きます。

・傷、ヒビが入ったタイヤは破裂の恐れがあります。

なぜこの時期にチェックする必要があるの?

タイヤチェックを行うにあたり前提となるのは、タイヤが冷えているときに行うことです。

走行前に行うのはもちろんですが、夏の暑い時期は、寒い時期より空気が膨張しているので空気圧は高めになります。

気温が低くなるこれからの季節に入り、そのままの状態だと夏より空気圧は低下する傾向となります。

空気圧の確認

空気圧の確認はエアゲージを用いて測定しますが、ご自身で所有している人は少ないと思います。

エアゲージはガソリンスタンド若しくはカーショップに置いてありますので、給油やアクセサリー購入のタイミングに気軽に測定できます。

適正な空気圧を確認するのは運転席のドア開口部に「指定空気圧」が掲載されていますので、この範囲内に収まっているかを確認します。

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摩耗の確認

タイヤは走行していくうちにゴムが摩耗し、摩耗が進んでいくと”溝”がなくなります。

溝の深さは「スリップサイン」で確認ができます。

タイヤの両サイドに▲印があり、ここの高さがタイヤの溝と同じ高さになると危険です。

※そのスリップサインが出る(残り溝深さが1.6mm以下)状態で運転することは、法律で禁止されています。

傷、ヒビの確認

これは明るい場所であれば、目視で確認できます。

今では少なくなりましたが、釘、金属片、ガラスの破片が刺さっていないか、割れていないかを確認します。

点検の際にタイヤ清掃される方もいると思いますが、その際頻繁に洗剤を使うと、ひび割れの原因となりますので、ひどく汚れた時だけ洗剤を用い、水洗いしたうえで水気をふき取りましょう。

これ以外にも特定の場所のタイヤの摩耗を防ぐローテーションがありますが、個人で交換することが難しい場合はガソリンスタンドや整備工場で交換してもらうようにしましょう。

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