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晩秋にかけての事故
11月から12月にかけては、交通事故における死亡事故件数が例年増加する時期を迎えます。
なぜ晩秋にかけて死亡事故が増加するのか、その原因を再確認していきましょう。
日照時間
6月の夏至を迎えてから少しずつ日が短くなってまいりますが、9月の立秋を過ぎると日が沈んでいる時間の方が長くなります。
また夏に比べ太陽の位置が低いので、太陽の眩しさで運転しにくくなる季節でもあります。
濃霧
今の季節は、朝晩は冷えてても日中は暖かい日が多いかと思います。
このような季節には、しばしば霧が発生することがあり、湿度が高くなると”濃霧”が発生します。
特に標高の高い内陸部や盆地では、発生頻度が高くなります。
視界不良
上記に共通するのは、いずれも”視界不良”です。
視界不良は周囲の状況を判断することを困難にさせ、その結果危険回避ができなくなり事故につながります。
このような状況下では、どのような行動をすればよいでしょうか。
早めのヘッドライト点灯
ヘッドライトを点灯することで暗い場所を見えやすくする他、自身の存在を周囲にアピールすることで相手方に危険回避行動を促す効果があります。
但し、濃霧の場合は少し注意が必要です。
濃霧環境下でのヘッドライト点灯
濃霧の中で“ハイビーム”で点灯すると光が乱反射し、かえって周囲が見えにくくなる場合があります。
ライトは必ず、“下向き”にする必要があります。
また、”フォグランプ”が搭載されている車両では併せて
点灯することで、周囲に存在を知らせることができます。
速度抑制と車間距離
特に濃霧環境下では、上記対策をしていても周囲の視界が良好になるわけではありません。
突如目の前に現れる車、人、モノに対しては慌てず、危険を感じたら直ぐに止まれる速度で運転するようにしましょう。
また、前方の車も危険回避のため急停車することがありますので、十分な車間距離をとる必要があります。
濃霧が酷い状況下では安全な場所に車を止めて、霧が晴れるのを待つことも大切です。
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