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2020年の交通事故死者数
2020年の全国交通事故死者数が初めて3000人を下回る
警察庁は1月4日、令和2年(令和2年1月~12月)の交通事故死者数が前年から376人減り、統計開始以来最少の2,839人になったと発表しました。
昨年の死者数は初めて3,000人を下回り、1970年の1万6765人をピークに減少を続け、ピーク時の17%という低水準となりました。
【参考】
出典 警察庁 交通局交通企画
もちろん、令和2年は事故発生件数が30万9000件と、前年と比べて約7万2237件(前年比約2割)急減しており、死者数減少の背景に新型コロナウイルスの影響があったことは否定できず、車で外出する人自体が減ったのだと考えられます。
ワースト1はどこか?!
都道府県別の交通事故死者数でワースト1位は東京都で155人でした。
東京都がワーストとなるのは53年ぶり、ワースト2位は愛知県で154人、前年に172人でワースト1位だった千葉県は128人にまで減少しました。
東京都の155名は前年に比べ22名増加しており、新型コロナウイルスの影響で、多くの人が外出を控え、交通量も減り交通事故も減ったにもかかわらず、死者だけは増えている。
【参考】
出典 警察庁 交通局交通企画課
要因の1つは「スピード」だと考えられます。
筆者が都内を運転中に気になった事でもあり、交通量が減ったことで、逆に、車のスピードが出しやすくなり、大事故、死傷事故につながるケースが増えているということが考えられます。
コロナ禍で1日7.7人
全国の交通事故死者数は減少していますが、いまだに1日当たり7.7人の尊い命が交通事故で失われていることには変わりなく、子供が犠牲となる痛ましい交通事故も依然として後を絶たない事を、私たちは心に留めておかなければなりません。
交通事故を防ぐために、自動車や自転車の運転者、歩行者がそれぞれ相手の立場に配慮し、思いやりの気持ちをもって行動するようお願いします。
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