自転車のリスク

自転車の事故リスク

通勤通学で自転車を利用したり、自転車を趣味や業務として利用される方もいらっしゃるなど、自転車は便利で気軽な乗り物だと思います。

しかし、皆様もご存知の通り、交通事故により大怪我を負うリスクもあり、通勤や業務中の交通事故による企業リスクも十分考えられます。

令和2年度の自転車関連事故(自転車が第一当事者又は第二当事者となった交通事故をいいます。)の件数は未だ発表されていませんが、令和元年中の自転車関連事故の件数は、80,473件で前年より5,168件減少しました。

しかし、全交通事故に占める構成比はここ数年右肩上がりが続いており、自転車での事故件数は減っているものの、交通社会としては課題があることがわかります。

出典 警察庁

業務での自転車利用

昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で自転車での食事宅配サービスが普及したこともあり、警察庁のまとめだと、業務中に自転車に乗って起こした交通事故が令和2年1~9月に全国で前年同期比約1割(8.9%)増の958件発生し、うち歩行者と衝突した事故は約1.6倍(59.1%増)の113件だったとこからも、配達員の死亡事故や高速道路への進入、歩行者に危険を及ぼす走行など、新たな社会問題となっています。

社会から必要とされる

自転車は通勤の利用はもちろん、食事宅配サービスによる需要が大きくなり、社会から必要とされている乗り物であることは間違いありません。

しかし、自転車の運用を間違えると交通事故だけではなく、ルール無視、ながらスマホなど、社会からの批判を受ける事になり、自動車同様に安全運転管理の必要性が良くわかります。

交通教育と心の余裕

自転車は便利で気軽な乗り物だけに、運用の仕組みはもちろん、交通ルールを守る大切さや急ぎや焦りといった心の教育も含め、十分な交通教育を行い、通勤や業務利用の際はルールとマナーが遵守されてこそ、社会から必要とされ、社会に貢献することができることが分かります。

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