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運転が上手い人のイメージ
「〇〇さんは運転が上手い」という話を言ったり聞いたりする事があると思いますが、皆さんがイメージする運転が上手い人とはどの様な方でしょうか。
少し考えてみて下さい。
筆者が思う運転が思う人は、「道路における危険を防ぎながら、安全且つ円滑に走行し、交通公害や他の道路交通法環境にも配慮しながら走行できる人」が運転の上手い人だと思います。
交通ルールとマナーの履行
ここで、ピンときた方もいらっしゃると思いますが、これは道路交通法の第一条「目的」の条文をわかりやすくしたものです。
いわゆる、運転が上手い人とは交通ルールとマナーが守れる方という事です。
車を安全に運転するためには、運転ルールをしっかりと理解した上で、正確な認知と危険を予測する知識や道路交通環境への配慮も踏まえて判断する力、また、それを履行するスキルが必要だからです。
こんな方いませんか
例えば、いくら車を操作する事が上手くできても、危険に気付かない、危険を予測できない運転は運転が上手いとは言えないと思います。
安全を優先するあまり、50キロ道路をずーっと30キロで走行するドライバーが運転の上手いドライバーとは言えません。
筆者はバスやタクシーによく乗りますが、なかには時間に追われてなくても、ブレーキがきつく気持ち悪くなってしまうドライバーもいます。
ドライバーにそのつもりはないかも知れませんが、もう少し配慮してもらえると上手なのにと感じる事もあります。
人によりものさしは違うもの
長い運転経験があれば運転が上手いと思うかもしれません、自分より車の操作が上手ければ運転が上手いと思うかもしれません、そこにある、運転の評価やそのものさしは人それぞれであり、教習指導員でも考え方や地域性によって変わってくるでしょう。
しかし、そこにある統一の指標が道路交通法であることを忘れてはいけません。
原点
筆者が駆け出しの教習指導員の頃、運転や指導の判断に悩んだら第一条を思い出せと上司に言われた事を今も覚えています。
運転が上手い人は交通ルールとマナーを守れる人、当たり前ですが、正確な認知と危険を予測する事、安全であり、且つ円滑に走行する事、右左折の仕方や歩行者保護の仕方、優先関係も全てルールです。
運転の上手いドライバーを目指し、学び、育成を行わなければいけません。
筆者も現場を離れて8年が経ち、ルールを失念したり、ルールが変わったり、新たな危険場面に遭遇したり、日々、勉強となります。
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