企業ドライバーに必要な配慮

世間の目

社用車を運転していて周りからどう思われているか、気にしたことはありますか。

筆者は長年、教習現場で走る広告塔として、教習所名の入った教習車で仕事をしていましたので、常に周囲の目を気にしながら走行をしていました。

そんな中、企業名やブランド名の入った車で、交通社会から認められる運転をすることによる広告宣伝効果は大きいのではないかと感じます。

イメージ向上のメリット

企業名やブランド名の入った車を譲り合いの心を持ちながら運転することで、社会から評価され、イメージ向上につながります。

どちらかと言えばエンドユーザーに対して訴求する企業が多いかも知れませんが、実際に大手飲料メーカーやコンビニ、ガス、運送会社、掃除屋さんなど、企業名やブランド名を入れている企業が沢山あります。

歩行者保護は企業ドライバーの基本

例えば教習車は地域の皆様の配慮や助けを頂きながら、路上を走行することにより、地域の皆様に存在をアピール出来るメリットがあります。

また、手入れの行き届いた社用車が信号機のある交差点はもちろん、信号機のない横断歩道でしっかり停車をして歩行者を保護しているのを見掛けると、地域交通社会への関わりやその会社の方針や教育レベルがよく分かります。

もし、皆さんが歩行者として、社用車から安全に道を譲られれば気持ちよく横断できるのではないでしょうか。

リスクもある

社用車に企業名やブランド名を入れて、もし、軽はずみな運転行動や事故を起こしてしまったら大変!と思う方もいらっしゃると思いますが、社用車に企業名やブランド名が入っていないから、それらの行動を行なって良い訳ではありません。

ハインリッヒの法則で考えればインシデントが増え、重大事故の確率も高くなります。

企業のドライバーとしての自覚と正しい運転の教育、安全運転管理を行えば事故も減り、広告宣伝効果も上がるのではないでしょうか。

何より看板を背負っている企業として、

・運転ルールとマナー
・社用車の整理整頓清潔清掃
・会社の看板をつけて走る責任の重さと社会の厳しさ

を徹底すること。

社会人なら誰でも当然持っていると思われがちですが、こうした常識を軽視する社員が、SNSなどで社会問題化しているのをみなさんもご存知かと思います。

社用車のメリットを活かす

企業のドライバーとしての自覚と正しい運転ルールとマナー、社用車の汚れや整理整頓、会社の看板をつけて走る責任の重さ、社会の厳しさをしっかり教育すれば、企業へのロイヤリティも上がり、且つ、事故も減り、その広告宣伝効果も大きいのではないでしょうか。

歩行者は見込み客、将来のお客様です。

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