企業の事故惹起者教育を行うポイント

事故が起きた時はどうしている?

お客様から、事故を起こした方に対する教養をどうすれば良いのかを相談される機会は非常に多くあります。

それだけ、事故を繰り返す方が多いのかも知れませんが、こうした方への教育を企業内で行うにしても、上司や交通安全担当者などの講師役が運転を観察し、気になった事をアドバイスするだけで、はたして改善するのか…担当者として不安に思っているのではないでしょうか。

当然、手法は一つではなく、その方に適した方法を行っていくことが大切だと思いますが、今回は比較的取り組みやすい方法を一つ紹介したいと思います。

それは、「どうすれば事故が起きなかったか?」を一緒に考える!ことです。

先日、上司が事故を起こした部下との面談がうまく出来ないという相談がありましたので、上長や管理職の立場の方に共有していただければと思います。

事故を繰り返す方への教育

交通事故には原因があり、なぜ、そうなったかを考え、事故報告書で報告を上げるという仕組みになっている企業は数多くあると思います。

交通事故の原因を追求して改善をすることは、とても大切なことだと思います。

しかし、車の運転において、人間はミスをする生き物であることを前提に考えていかなくてはいけません。

そこで、「どうすればその事故が起きなかったか?」という切り口で考えてみることをオススメします。

ポイントとしては他責ではなく、自責で考えてもらうことです。

相手の過失割合が多かったと想定できたとしても、自分がどうすればその事故が起きなかったか、どうすればその事故を回避できたか、お互いに大きな代償を支払わずに済んだかを考えてみて下さい。

答えは一つではないかも知れません、たらればになってしまうかも知れませんが、自然と腑に落ちて、そのドライバーの運転行動や考え方が変わっていくはずです。

それは、ある意味では自分自身の運転行動を客観視する事にもなります。

上司や管理職の仕事

運転を観察し、個癖を改善していく取り組みも大切ですが、事故を起こさない、事故をもらわない為には、どの様に運転すべきかを考えてもらう為に「どうすれば事故が起きなかったか?」を一緒に考えてみて下さい。

ドライバーが、自ら答えを導き出せるはずです。

それをサポートしてあげるのが、事故を起こしてしまった方への上司や管理職の仕事となります。

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