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安全運転の考え方
安全運転の受け取り方
皆様は「安全運転」と投げかけられた時に、具体的にどの様な運転をしようと思うのでしょうか。
普段、何気なく使っている「安全運転」という言葉ですが、人によってその価値観や感じ方や捉え方が少し違う感じがします。
車両管理の担当者や安全運転管理者、又は上司から部下へ、先輩から後輩へ、「安全運転しろよ〜」と伝えて、部下はどんな運転をイメージするのか考えてみましょう。
価値観はバラバラ
筆者が実務をやっている頃、実車研修を通して、たくさんの方の運転を観察してきましたが、安全に関する価値観は人それぞれであり、「ぶつからなければいいんでしょ」「軽微な事故くらいしょうがないでしょ」という方から法令遵守精神の高い方まで色々でした。
安全の価値観は知識や経験、性格によってバラバラである事を念頭において、「安全」という言葉を使用していかなくてはいけません。
安全運転とは
さて、安全とは簡単に言ってしまえば、「危険ないこと」をさしますが、運転においては、必ずしも危険が全くないかというと、追突など相手の過失で起こる事も考えられることから、ある程度のリスクは許容しながら運転をしていることに気がつきます。
事故や違反を起こさないことや貰わないことを最優先に運転する為には、何をすべきか、どんな運転行動を取るべきかを考え運転することが必要であり、ここでは安全運転を「より安全な確率の高い運転行動を選択する運転」としていきたいと思います。
安全を選択するスキル
運転を比較すると分かりやすいですが、例えば、見通しの悪い交差点を3個通過し、その先の目的地まで車で移動します。
A君は全ての見通しの悪い交差点をアクセルを踏みっぱなしで通過
B君は全ての見通しの悪い交差点をブレーキを構え徐行で通過
結果としてA君、B君ともに事故違反でしたが、どちらがより安全なのかは一目瞭然でしょう。
しかし、A君自身は無事故で移動できたし、自分が安全運転だと思って運転をしています。
この現実との乖離を理解させて、より安全な運転行動を選択させるスキルを身に付けさせる事が、企業ドライバーとしての交通安全教育において必要になってきます。
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