原因追求型?問題解決型?

面談はどうすれば良いのか

先日、お客様より事故を起こした部下に対する面談について、「どのように行っていけば良いのか?」「自分が行っている面談が正しいのか?」分からないというご相談を受けました。

同様のお悩みや疑問をお持ちの方はたくさんいらっしゃると思いますので、参考になるか分かりませんが、私自身が学んできたことや実際に事故惹起者などの研修で経験してきたことを共有したいと思います。

原因追求と責任追求

事故惹起者との面談の際に、なぜなぜ分析をして事故の原因追求を行うというお話を伺いますが、私自身は「なぜ?」という言葉を使うことはほとんどなく、問題を解決していきます。

「なぜ?」を否定している訳ではなく、使わないようにしています。

私自身が上司や指導者など、優位的地位の立場にある方から「なぜ?」と言われることに対して、責められているように感じるからです。

トヨタ生産方式での「なぜ」は『原因追求』の「なぜ」として皆様の知るところだと思いますが、事故惹起者に対する面談や人材育成など、人に対する「なぜ」は『責任追及』の「なぜ」となってしまう可能性がある事を知っておくと良いかもしれません。

上司や指導者など、優位的地位よ立場にある方からの「なぜ?」は上司や指導者が思っている以上に威力のある言葉です。

問題解決の意識が必要

経験がある方もいらっしゃるかも知れませんが、面談時に「上司や指導者から責められている」という思考が働くと、人間は防衛本能が働き、面談の成果として「ありきたり」の結果しか出てこないケースはあるのではないでしょうか。

実際にそう感じている方が多いかもしれません。

長くなってしまいましたが、事故惹起者に対する面談には、原因追求や責任追求より問題解決の考え方で対話を行なっていくことをお勧めします。

過去のコラム一覧はこちら!

コラムの定期配信について

定期配信のご依頼を頂きましたら、以降の配信コラムを定期配信させていただきます。

コラムの定期配信はこちら!

担当者のご紹介

安全教育エキスパートはこちら!

公式Facebookはこちら!

マジオネットのオンライン教育

★ネット環境があればどこからでも受講可能!
★PC、タブレット、スマートフォン等マルチデバイス対応!※1
※1:ご利用のOS、ブラウザ等により、一部ご利用になれないデバイスがございます。

無料体験申し込みページはこちら!