安全運転管理者の役割

安全運転管理者は何をする?

安全運転管理者を何年もやっているベテランの管理者がいる一方で、新たに安全運転管理者に選任されたが、何をすれば良いか分からない…といった方や、何をさせれば良いのか分からないといった相談がありましたので、共有をさせて頂きます。

安全運転管理者となったかたは、社員の交通安全教育や社有車の安全運転確保に必要な業務を行なうことになりますが、実際に安全運転管理者の業務は以下のような事柄となります。

安全運転管理者の業務とは

1、運転者の適性等の把握
自動車の運転についての運転者の適性、知識、技能や運転者が道路交通法等の規定を守っているか把握するための措置をすること

2、運行計画の作成
運転者の過労運転の防止、その他安全な運転を確保するために自動車の運行計画を作成すること

3、交替運転者の配置
長距離運転又は夜間運転となる場合、疲労等により安全な運転ができないおそれがあるときは交替するための運転者を配置すること

4、異常気象時等の措置
異常な気象・天災その他の理由により、安全な運転の確保に支障があるときは、安全確保に必要な指示や措置をすること

5、点呼と日常点検
運転しようとする社員に対して点呼等を行い、日常点検整備の実施及び飲酒、疲労、病気等により正常な運転ができないおそれの有無を確認し、安全な運転を確保するために必要な指示を与えること

6、運転日誌の備付け
運転の状況を把握するため必要事項を記録する日誌を備え付け、運転を終了した運転者に記録させること

7、安全運転指導
運転者に対し、「交通安全教育指針」に基づく教育のほか、自動車の運転に関する技能・知識その他安全な運転を確保するため必要な事項について指導を行うこと

使用者の代務者としての役割

このように安全運転管理者の業務は非常に多く、その役割は大きいのですが、企業の安全運転管理者の多くは、専任ではなく、他の業務と兼務していることがほとんどです。

だからこそ、専門家にアウトソーシング出来るところは外に出している企業が多く、私共のような、全国の教習所とネットワークを組みながら運転者の適性等の把握や安全運転指導といったことをお手伝いさせていただけるのだと思います。

安全運転管理者のお話を伺うと、実質的にどの程度の権限が与えられているのか、また、企業としてどれだけ力を入れているのかなど、経営層の考え方により、企業差が大きく生じていると感じますが、安全運転管理者は使用者の代務者として、自動車の安全な運転の確保に必要な業務を行う、責任ある立場にあることを忘れてはいけません。

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