column
若年者に対する繰り返しのフォローアップ
運転未熟者に対する教育
コロナ禍で縮小傾向にありましたが、4月から始まる新入社員への導入教育の中で交通教育を実施する企業は多く存在します。
その理由としては、
1、新入社員の車への興味関心や運転機会の減少による運転技量不足
2、社有車を業務中に運転する自覚や責任を伝えたい
3、社会の交通事故やコンプライアンス意識への高まり
4、SNSなどで企業の交通事故や交通違反のドラレコ映像の拡散リスク
これ以外にも企業が新入社員に交通教育を実施する目的はあると思いますが、そもそも若年者層は運転免許を取得後、数年という運転未熟者が多いことから、配属後に社有車を運転させるために運転教育を春に実施するケースが最も多いと思います。
運転の上達には時間が必要
しかし、車の運転はすぐに上達するわけではなく、すぐに安全性の高い運転に到達するわけではありません、また、車の運転に絶対はありませんので、ある程度のリスクは許容するしかありません。
私達の様な教習所のリソースを活用して交通教育を提供している企業でも、件数は少ないにしろ、教習所の送迎で事故が発生したり、教習車の出し入れで事故が発生しますので、人に頼る運転という作業にはヒューマンエラーをつきものであることを痛感する部分でもあります。
特に運転経験が少ない新入社員を含める若年者は、危険に対する想定が少なく、安全や他の交通参加者に対する配慮も不足しがちになることから、事故を発生させる確率が高いことは当然と考えられます。
新入社員をはじめ若年者教育に必要なこと
そこで必要になるのは、よい運転経験と危険や事故場面の映像経験を積ませてあげること、そのほか、社有車を業務中に運転することの責任や周囲への配慮や心配りを繰り返し教えてあげることです。
1回教育を行えば大丈夫なのではなく、繰り返し、繰り返し行うことにより、意識が変わり、運転行動が変わってきます。
配属後、夏を過ぎて、社有車の運転を開始する前や社有車の運転を開始して半年経った頃に、新入社員の運転を見直すいい機会を作ってあげてはいかがでしょう。
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