【企業ドライバー必見】交通ルール再確認シリーズVol.02『歩行者の保護など』

歩行者保護は企業ドライバーの基本

車に乗ると、自分の足の何十倍ものスピードで走ることができ、力も何千倍にもなります。

そのため、ハンドルを握るとついつい自分がパワーアップしたような気持ちになってしまいがちです。

だからこそ、子どもや歩行者を守ってあげる「気配り性能」をあげる必要があるのではないでしょうか。

今回は企業ドライバーとして、歩行者保護の基本とどのような配慮を行えば良いのかを再認識していきたいと思います。

歩行者のそばを通る

歩行者のそばを通るときは、ぶつからなければ良い!わけではありません。

歩行者との間に、「安全な間隔」をあけるか「徐行」しなければないと決まっています。

歩行者が子どもの場合は、その特性からも「安全な間隔」をあけ、かつ「徐行」するといったケースも十分にありえます。

横断歩道に近づいたとき

横断する歩行者が「いないことがあきらか!」な場合は、そのまま進むことができます。

また、路面に菱型(ダイヤマーク)の道路標示が有れば、その先に横断歩道があることを予測することができます。


出典 : 富山市「歩行者がいたら横断歩道の手前で一時停止」チラシより

横断する歩行者が「いるか?いないか?あきらかでない」場合は、横断歩道の手前(停止線がある場合は停止線の手前)で「停止できるような速度」に落として進まなければなりません。

「いることがあきらか」になれば停止、「いないことがあきらか」になればそのまま進むことができます。

歩行者が「横断している」場合や「横断しようとしている」場合は、横断歩道の手前(停止線がある場合は停止線の手前)で「一時停止」をして、歩行者の「通行を妨げない」ようにしなければいけません。

横断歩道とその手前に停止車両があるとき

横断歩道とその手前で止まっている車がある時は、そのそばを通って「前方に出る前に一時停止」をしなければなりません。(交通整理が行われている場合は別です)


出典:富山市生活安全交通課HPより

日本は車が優先の社会?

世界から見て、「日本は歩行者が車に道をゆずる国」と言われています。

実際、欧米諸国に比べ歩行中の交通死亡事故の割合は、1.4倍〜2.5倍(2018年警察庁データ)と多く、東京オリンピック開催へ向けて歩行者保護に対する取り締まりの強化は必要な対策となりました。

そして、2017年から2021年までの歩行者等妨害違反の取り締まり状況は、2017年の2.2倍に増えると共に、SNS上では歩行者等妨害違反のドライブレコーダー動画が拡散されるようになり、歩行者保護に対する情報発信も増えています。

こうした歩行者保護への意識が高まるなかで、企業の社有車による交通違反走行が問題視されるようになり、SNS上で拡散されるなど、企業ドライバーとしての意識も変わっていかなくてはいけません。

「日本は車が歩行者に道をゆずらなければならない国」ということを今一度、再確認しておきましょう。

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