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社用車の同乗教育のポイント
同乗教育のポイントは?
新入社員や部下、後輩の運転に同乗した際、その運転に対して、
・どのようなアドバイスをすれば良いのか?
・どのようなポイントを見ればいいのか?
といった相談を受けることがあります。
おそらく同じような悩みをお持ちの方もいらっしゃると思うので、部下や後輩の運転に同乗した際の運転教育に必要なことをお伝えしたいと思います。
交通ルールの理解
日本の交通は、道路交通法などの交通ルールの上に成り立っています。
交通ルールが理解されていなければ、正しい運転の評価が出来ないどころか、誤った教育やアドバイスをしかねません。
右左折の方法も、道路交通法にしっかりと規定されています。
ですから教える側、評価する側が交通ルールを理解しておくことが大事です。
そのミスの原因を伝える
運転姿勢や安全確認の仕方、判断や運転操作の仕方、また、危険予測やその対応の仕方など、安全運転の運転技能面を観察し、適切なアドバイスをしたいところです。
例えば、車の操作に余裕がなければ安全確認は出来ません。
見える危険を見落としたり、見えない危険に気付けなかったり、また、危険に気付くことができても、危険に対して適切な対応が出来ないことはよくあります。
こうした「安全運転に不足している原因がどこにあるのか?」を見つけて、教えてあげることが良いでしょう。
多くの方の運転を観察する
車の運転は多くの要素から構成されているので、その方の運転に対する知識や考え方も含めた「運転行動全体」を通して安全性を観察していきます。
運転を観察する中で、ある程度の経験値は必要となり、教習指導員として21歳から31歳まで10年間、延べ20,000人以上の方に対し運転教育を経験した筆者も、同乗し始めた比較的早い段階でその人の運転の初期評価を行なっています。
人事のスペシャリストがその方の本質を見抜くことが早いのと同じ様に、沢山の方の運転を見ることによって、その方の運転の癖・習慣を短時間で見抜く事はできると思います。
要するに、≪量による経験値≫ということも同乗教育を行う上で必要なことです。
教えていることが正しいか分からない
運転の教育目的で新入社員や部下、後輩の助手席に同乗し、合ってるのか合っていないのか、よく分からないながらアドバイスをしているという話を伺いますが、より効果的で適切なアドバイスをするための第一歩として、
1、道路交通法(交通ルール)をしっかりと理解する
2、原因を見つけアドバイスする
3、たくさん経験する
といったところから始めてみてはいかがでしょうか。
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