企業ドライバーのリスクテイキング

2023年2月13日

わざと危険をおかす心理

リスクテイキングとは、自分の意思でリスクを負った行動をとることを言います。

普段から車を運転される方の中には、心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ、運転者は自ら危険な運転をしてしまうのか？

いいところを見せたいといった他人から賞賛されたい気持ちを抱いたり、スリルを求めてみたり、急いでいたり、せっかちといった先急ぎの気持ちになったり、‘リスク’を知っているにも関わらず、別の動機で危険を冒すことが多いようです。

また、危険を理解していない、自分の運転を過大評価している、その結果リスクを低く見積もるといったことで危険を敢行してしまうこともあるのではないでしょうか。

ドライバーがリスクテイキングするときは、リスクをおかしても得られるメリットが大きければ大きいほどリスクテイキングする方向に心理的圧迫が高まります。

また、安全に行動することがデメリットとなる要因が大きければ大きいほど、リスクテイキングは起きやすくなります。

このように、運転者の意思決定はドライバーのメリット・デメリットで判断され運転行動へ移されていきます。

リスクテイキングをすることで得られるメリット、安全に行動することのデメリット、それぞれを考えみてば人間の心理として、危険を敢行してしまうことは考えられ、事故を引き起こす要因の一つになります。

ドライバーとしては、自分のメリット・デメリットが行動に出ないように、感情に対する捉え方や考え方をコントロールする事が大切です。

また、ケーススタディとして、お客様や取引先とのアポイントに間に合わないときは、「交通状況で時間に遅れる」旨のお詫び連絡を意識するとともに、「急いで伺いたい気持ち」でも、社内ルール上「安全を優先で伺う」旨を改めてお伝えするぐらいの対応が必要かもしれませんね。

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