リスク補償行動と安全運転

私たち人間の傾向

ビジネスにおいても安全運転は欠かせない要素ですが、安全な運転を実践するためには、リスク補償行動が重要な役割を果たします。

そこで、リスク補償行動と安全運転、交通事故防止の関係について考えてみましょう。

リスクを低く見積る

リスクホメオスタシス理論によれば、危険だった物事が安全になると、そのマージンだけ人は大胆になり、危険な行動をするようになるといわれています。

たとえば、道路が整備されれば、当然、事故は減ると考えられますが、安全対策が進み、身の回りの環境の危険性が低下したと感じられると、まるでその埋め合わせをするかのように、以前よりも危険性が高い行動をとる傾向が私たち人間にはあるようです。

これを、リスク補償行動といいます。

このリスク補償行動は、道路が整備されたなどの環境の変化によって生じるだけでなく、慣れや訓練によって、自らリスクをコントロールできるようになったと感じる場合にも生じます。

たとえば、運転免許を取得したばかりや新入社員の頃は安全運転を心がけていても、運転歴が長くなると制限速度以上のスピードを出したり、無理な追い越しをしてしまったりするのはそのためでしょう。

リスク補償行動を抑える

治療薬はないのかもしれませんが、このリスク補償行動を抑えるためには、「私たちにはリスク補償行動をする傾向があることを理解した上で、リスクを低く見積らないこと」が大切です。

・危険を正しく評価し認識する
・自分を過大評価せず、「少々危なくても自分は大丈夫」とは思わないようにする

私たちは、都合よくものごとを考える傾向があります。

現実を勘違いして捕らえない様に、気をつけたいものです。

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