危険に気付くあなたの目

毎年7月1日から7日までの7日間は、厚生労働省が「全国安全週間」と定めています。
これらは労働災害全般を対象としているため、気をつけるべきは交通事故に限ったことではありませんが、交通事故は被害が大きいこと、また他人を巻き込む可能性が高いことから、やはり意識を高める必要があると言えます。

今回は、本年の「全国安全週間」のスローガン、
“危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全”
にあやかり、危険予測について考えてみましょう。

危険予測の重要性

突然ですが、ここで問題です。

Q.交通事故が起こる原因として、多いミスはどちらでしょうか?

①運転操作のミス
②状況判断のミス

答えは、②です。

運転に不慣れなドライバーは、操作ミスを真っ先に思い浮かべることと思います。
しかし、無事故を続けているドライバーにその秘訣を聞いてみると、「危険はどこかに潜んでいると自分に言い聞かせ、いつも危険を予測しながら運転している」と答えが返ってきます。
運転はテクニックだけではなく、いち早く危険を見つけすばやく対応できる判断力を身に付けることが重要であることをうかがい知ることができます。

警戒標識の意味

続けて、第2問です。

Q.次に示す2種類の類似する標識は、それぞれ何を意味するものでしょうか?

①左:幅員減少  右:車線数減少
②左:車線数減少 右:幅員減少

答えは、②です。

「警戒標識」には、道路上の危険や注意しなければならない状況などを前もって道路利用者に知らせて注意をうながす役割がありますが、誤って意味を理解していると誤った予測をすることになります。
人間の感覚は、もともと車のハイスピードについていけません。
このギャップをうめて安全に運転するために「警戒標識」の意味をきちんと理解し、適切な判断と行動がとれるようにしましょう。

危険予測ディスカッション

この機会に、「車線数減少」と「幅員減少」の警戒標識が現れた際の予測しうる危険について、チームで話し合ってみてください。
以下に、危険予測ディスカッションシートを用意いたしました。
ベテランドライバーを交えてのディスカッションは、アーリードライバーにとって経験の少なさを補う良い機会となるはずです。

車線数減少

1.どのような危険が予測できる? 2.より危険の少ない運転は?
一人目
二人目
三人目

幅員減少

1.どのような危険が予測できる? 2.より危険の少ない運転は?
一人目
二人目
三人目

今回は、「全国安全週間」のスローガンにあやかり、運転に関する危険予測について考えてみました。
「全国安全週間」の最終日は七夕ですね。
七夕の夜は各地で様々なイベントが催されるため、交通事故の発生リスクが増大します。
状況に応じた危険予測の習慣を身に付け、交通安全への願いを織姫と彦星に届けられるといいですね。

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