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適性検査結果に基づく行動分析③~性格適性とその対処法~

3月になりました。
3月5日は、昭和43年に日本で初めて「スクランブル交差点」が設置された日として知られています。
場所は、熊本市の子飼交差点です。
設置の目的は渋滞の解消ですが、渋滞にハマると苛立ちが募り、無意識のうちに運転行動が雑になっていませんか?
今回は、適性検査※でわかる性格適性とその対処法について、詳しく見ていきたいと思います。
(※運転適性検査の種類は「WEB運転適性検査」といたします。)
1.性格適性とは
性格適性とは、性格・考え方から見た受検者の運転適性です。
検査結果では、運転に関わる8項目の性格を0~5の6段階で評価しています。
以下より、評価項目とその対処法を見ていきましょう。
2.性格適性の評価項目
気にしすぎない姿勢
細かいことを気にしすぎたり落ち込んだりせず、気持ちが安定している性格。
調子に乗らない傾向
調子に乗ったり興味に振り回されたりせず、落ち着いている性格。
柔軟に対応する姿勢
自分の考えに固執せず、柔軟な対応ができる性格。
他者や周りを優先する姿勢
自己中心的にならず、周囲との協力を大事にする性格。
ルールを守る姿勢
自分の欲望をコントロールし、ルールを正しく守ろうとする性格。
相手の気持ちを理解する姿勢
相手の気持ちを察して行動しようとする性格。
自分を飾らない姿勢
自分をよく見せようとしたり、嘘をつこうとしない性格。
心身の安定性
心身ともに健康であり、成熟した精神を持っていること。
3.性格適性の対処法
気にしすぎない姿勢
気にしすぎる傾向がある人は、気が滅入っていると注意が散漫になります。
そのようなときは運転を避けるようにしましょう。
調子に乗らない傾向
調子に乗る傾向がある人は、おしゃべりに夢中になることがあります。
おしゃべりは控え目に、運転に集中することを心掛けましょう。
柔軟に対応する姿勢
考え方に柔軟さがない人は、正しいと思うことを押し付けてしまうことがあります。
自車が優先であったとしても、状況に応じた対応をすることを心掛けましょう。
他者や周りを優先する姿勢
周囲との協力姿勢がない人は、自分都合で運転してしまいます。
常に譲り合いの気持ちを持って運転することを心掛けましょう。
ルールを守る姿勢
ルールを守る姿勢がない人は、交通規則を自分ルールに変えてしまうことがあります。
交通規則を軽く捉えず遵守することを徹底しましょう。
相手の気持ちを理解する姿勢
相手の気持ちを理解する姿勢がない人は、他の交通参加者の行動を予想することができません。
惰性で運転せず、他車や歩行者・自転車の行動を予想しながら運転することを心掛けましょう。
自分を飾らない姿勢
自分を飾ろうとする人は、見栄を張るため危険な運転になることがあります。
速い運転ではなく、マナーの良い運転が上手い運転であることを理解しましょう。
心身の安定性
心身が安定していない人は、不安定なまま運転すると周囲へ危険を及ぼします。
心身が安定していないと感じるときは運転を避けるようにしましょう。
まとめ
今回は、運転適性検査でわかる性格適性とその対処法について、詳しく見てきました。
熊本市の子飼交差点では当時常態化していた渋滞が解消され、以後スクランブル交差点が全国各地に広まっていくきっかけになったそうです。
異なるヒトの性格を信号で制御することはできませんが、一人ひとりが心の中に信号を設置することができれば交通事故を減らすことができそうですね。
それにはまず、自身の性格適性を知ることから始めましょう。
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