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適性検査結果に基づく行動分析④~4つの運転タイプとその対処法~

3月も早、半ばに差しかかりました。
今号のテーマは運転タイプですが、「ニュータイプ」という用語をご存じでしょうか?
ピンときた方は世代ですね。シリーズを通して根強い人気を誇る某ロボットアニメの主人公がもつ、特異なコミュニケーション能力を表した用語です。
コミュニケーション能力は人の営みと密接な関係があり、言うまでもなく円滑な交通の実現に必要不可欠な能力です。
一方で人には様々なタイプが存在する故、コミュニケーションそのものにエラーが発生し、その結果交通事故が引き起こされます。
今回は、運転適性検査※でわかる4つの運転タイプとその対処法について、詳しく見ていきたいと思います。
(※運転適性検査の種類は「WEB運転適性検査」といたします。)
1.総合評価
運転適性検査では、前号で詳しく見てきた能力適性と性格適性をそれぞれ適性の高い順にH・M・Lの3段階で評価し、それらを掛け合わせ最終的に4つの運転タイプに分類します。
能力適性を横軸、性格適性を縦軸に配置し、これらが交差したマスによって該当する運転タイプが決まります。
2.4つの運転タイプ
A)安全運転タイプ
能力・性格ともに平均以上の適性があり、安全運転を行う傾向が高いタイプです。
B)技術未熟タイプ
安全意識は高いものの、運転技量の未熟さや判断の誤りにより事故を引き起こす傾向があるタイプです。
C)油断大敵タイプ
能力適性は備えているものの、安全意識や運転に臨む姿勢により事故を引き起こす傾向があるタイプです。
D)要注意タイプ
能力適性・性格適性ともに平均を下回っており、事故を引き起こす傾向が高いと考えられるタイプです。
3.運転タイプ別の対処法
A)安全運転タイプ
傾向に問題はありませんので、慢心せず常に安全運転を心掛けてください。
B)技術未熟タイプ
十分に運転経験が積めるまでの間は、より車間距離をとるなど空間に余裕を持たせることを心掛けてください。
C)油断大敵タイプ
運転への慣れに慢心せず、交通ルール遵守の徹底と運転マナーの向上を心掛けてください。
D)要注意タイプ
安易な気持ちで運転することを避け、豊富な運転経験者に同乗してもらうなど慎重な運転を心掛けてください。
まとめ
今回は、運転適性検査でわかる4つの運転タイプとその対処法について、詳しく見てきました。
ハンドルを握る運転者が皆「ニュータイプ」であれば、交通事故を引き起こさずに済むかもしれません。
しかし、いくらアニメの世界へ想いを馳せても現実を変えることはできません。
であるならば、自身がどのタイプの運転者なのかを理解し、各々が自身のタイプに応じた運転を心掛けましょう。
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