駐車場での事故防止

駐車場での事故は企業の悩みの種のひとつです。
今回は、駐車場に潜む危険と事故防止対策について考えていきたいと思います。

1、駐車場で事故が多いのは何故でしょう?

技量不足、知識不足、経験不足さまざまな要因が考えられます。
その中で一番の大きな要因は安全不確認です。
気付いていれば、止まることが出来ます。
しかし、後退は死角が多く、見える範囲が限られます。
よって見落とす可能性も必然的に上がります。
また、駐車場という特別な空間であることも影響しています。
道路であれば他の交通が行き来していることから、周囲への警戒心が高まります。
しかし、駐車場は車を停める所であり、車が頻繁に往来しているイメージが湧かないため、警戒心が低下してしまうのです。
また、後退をすることに意識が集中する為、見る範囲が限定されるのも要因のひとつです。

2、後退時の事故を防ぐための対策

とにもかくにも安全確認が重要です。
当たり前の話ですが、これがなかなか出来ないのが現状です。
では、どうやって安全確認を行う習慣を身につかせれば良いのでしょう?

意識付けしかありません。
社内ルールを決め、見るタイミングを決め守らせることです。

例えば

1、駐車スペースの前で止まって確認(スペースや周囲)
2、バックギアに入れる前に確認(ミラーだけでなく死角も)
3、バックギアに入れてから再度確認する
4、バックの途中で止まって確認(動きながら確認すると確認が偏るから)
5、止めきる前に止まって確認(輪止めからずれていないか、高さ部分も)

※場合によっては降りて確認させることも重要

これだけ徹底的に安全確認を行えば、事故の可能性を低くすることは出来るはずです。

3、出庫時の対策

駐車場では後退だけでなく、出庫時の事故も多く発生しています。
前進だから安全とは限りません。
出発前には必ず車の周囲を確認して乗り込むことも重要です。
出発する前にどのような危険があるかを把握するためです。
また、出発時も再度周囲の確認を怠らないようにしましょう。
隣の車が同時に動き出す、歩行者が目の前を横切るなど可能性はあります。
いかにこの可能性を考えて、気づけるかが大切です。

4、まとめ

冒頭でも述べたように、駐車場という空間は特別です。
車を停める人、出庫する人車から降りる人、様々な目的の人が集まる場所です。
そのような場所で事故を防ぐためには、安全確認の徹底と速度管理(必要に応じて止まる)です。
スムーズに車を停められたからといって大きなメリットはありません。
スムーズに停める=事故のリスクが上がると考えて、慎重な駐車を心がけてください。

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