目の病気と安全運転について

運転免許の取得条件と更新条件の中には、目の条件が含まれます。

普通車免許の場合だと

1、両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上

2、一眼の視力が0.3に満たない方、若しくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上

と定められています。

目が見えにくいと感じたら、まずはメガネやコンタクトレンズできちんと矯正し条件をクリアする必要があります。

しかし、視力自体は問題なくても目の病気を患って視野に影響を及ぼす場合もあります。
運転中や普段の生活の中で違和感を感じたら直ぐに病院を受診することをお勧めします。

目にはどの様な病気があるのでしょうか。

よく耳にする目の病気が「白内障」です。

「白内障」は老化現象の一つです。
水晶体が白く濁ることで、見えづらさや眩しさを感じる病気です。
自然治癒は不可能な病気なので眼科での専門治療が必要になります。

次に耳にするのが「緑内障」です。

「緑内障」は眼圧の上昇により視神経が損傷し、視野が狭くなる病気です。
早期発見と適切な治療が重要です。
一度障害された神経を回復させることは出来ませんが、進行を遅らせることは可能です。
上方の視野が欠けると信号の見落としに繋がります。
下方や左右の視野が欠けると歩行者の見落としや横からの飛び出しに気づきにくくなり危険です。
緑内障患者は40歳以上になると5%つまり20人に1人は発症する病気です。
進行がゆっくりのため、自覚症状がない場合も多く病気が進行してから気づく怖い病気です。
定期的な眼科検診が推奨されています。

最後に色覚異常です。

通常の色覚異常では、信号の判別は出来ますが、非常に稀な「全色盲」という病気があります。
色の認識が全く出来ず、白黒写真の様に全てが灰色に見える色覚異常です。
先天的な原因がほとんどですが、脳卒中などで脳を損傷したりした場合に「全色盲」が発生する可能性があります。
色の識別が出来ないので、運転はもってのほかです。

このように目の病気は運転に大きく影響を与えます。
違和感を感じたら直ぐに病院を受診し、早期発見、早期治療を心掛け交通事故に繋がらないよう対処しましょう。

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