横断歩道は“譲る場所”ではなく“守る約束”

「止まるべきか」「まだ行けるか」

横断歩道という白いラインは、道路の上に静かに存在しているようで、実は多くの人の命を支える「境界線」だ。
運転をしていると、信号のない横断歩道で歩行者が立っている光景に出くわすことがある。
その瞬間、ドライバーの中には「止まるべきか」「まだ行けるか」と一瞬の迷いが生まれる。
しかしその逡巡の裏側には、交通社会全体のマナーや命に対する姿勢が映し出されている。

ほんの数秒の判断が、誰かの人生を奪う

道路交通法では、横断歩道に歩行者がいるときは車両は一時停止しなければならないと定められている。
だが、現実には「歩行者が渡るかどうか分からないから」「後続車が詰まるから」という理由で止まらない車も少なくない。
そんな言い訳がどれほど危険なものかを、事故のニュースが日々突きつけている。
ほんの数秒の判断が、誰かの人生を奪うことになるかもしれないという現実を、運転する者は忘れてはいけない。

根本的な優先権はあくまで歩行者側にある

一方で、歩行者もまた信号や左右確認を怠らず、自らの安全を守る必要がある。
だが、根本的な優先権はあくまで歩行者側にあるということを、ドライバーはしっかりと意識すべきだ。
車は動力で走り、歩行者は自分の足で生きている。
その差こそ、譲り合いの原点だ。

横断歩道で止まることは、単に法律を守る行為ではない

そこには「相手を思う心」がある。
急いでいても、天気が悪くても、たとえ歩行者が一人でも、車が止まることで街は少しだけ優しくなる。
誰かが安心して渡れる、その光景こそが本当の“安全な交通社会”の象徴だ。

運転に慣れた人ほど、横断歩道での判断を軽く考えてしまうことがある。
しかし、本当に上手なドライバーとは、ハンドルさばきがうまい人ではなく、人を思いやるブレーキが踏める人のことを言うのではないだろうか。
白線の前で止まるたびに、自分がその「約束」を守っているかを、改めて見つめ直したい。

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