column
もしも原因が、技術不足ではなかったとしたら。。。
“ギリギリ寄りのギリ”
会社の中で起こってしまった営業中の違反や事故などの問題。
運転していたご本人を呼びつけて、近くの自動車教習所に運転研修に受入をお願いし、運転技能研修を実施。これ、よく企業で行われている、自然な流れのひとつです。
でも、「研修効果が上がらず、また事故が起きてしまう」とお聞きするケースが、意外によくあります。事故を起こしてしまった営業スタッフが、たまたまベテランで運転経験が長い場合などには、よく見られる共通事例です。
原因となっている、“ギリギリ寄りのギリ”。
「事故の危険に近い」状況
ベテランのスタッフの場合、常時極度の運転緊張をすることはなく、気持ちに余裕を持ちながら一日運転をすることが多くなります。当然、自動車は自分の手足のように動かす技能を身につけています。
しかし、もしも、危険リスク、事故のリスクがある程度高くなる領域まで、注意のレベルを下げてしまったりすれば、その、慣れているベテランドライバーほど、「事故の危険に近い」状況で、運転していることになってしまいます。どうすれば危ないかを、一見、自覚しているからこそ、注意・判断・操作の加減を、いつの間にかゆるめてしまい、危険ギリギリのリスク寄りのバランスでだんだん運転するようになっているかも知れません。大丈夫と思う「過信」は、事故を招きやすくなります。
慣れて麻痺していく感覚の中で、ご自身の運転の事故リスクをむしろ高めていることに、気づいていただく、工夫された再研修プログラム。全国の教習指導員のもとへ、どのようなプログラムを届けるか、が、事故を減らす研修の一番のカギです。
事故惹起者研修プログラム
自己評価(主観)と指導員評価(客観)との点数ギャップを見える化
マジオネットの「事故惹起者研修プログラム」では、教習指導員が同乗する実車研修の中で、安全運転のための注意・判断・操作関連に項目分けを独自に行い、各項目の出来について、自己評価(主観)と指導員評価(客観)との点数ギャップを見える化することで、事故を招く「過信」がどこにあるかのあぶり出し作業を行い、研修効果を高めています。