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濃霧の日、どうしますか?
濃い霧だったとき、あなたは、どうしますか?
4点の注意点
明け方まで雨が降ったなど、地表付近の空気に湿度が高い状態になっていて、急に気温が下がるなど、特有の条件が重なったとき、朝に急な濃霧が発生することがあります。
さて、キリ発生のメカニズムは別にして、朝、出かけようとした際に、濃霧注意報が出ていて、実際に家の玄関を開けたら濃い霧だったとき、あなたは、どうしますか?
運転上は、
・速度を落とす
・必ずロービーム(下向き)にした上で、ヘッドライトを点ける
・前の車のテールライト、センターライン、ガードレールを目安に走る
・窓を開けて周りの車を耳でも確認する
の4点が、注意点として挙げられています。
仕方なく運転しなくてはならない場合は参考になりますね。
でも、そもそも、最初から危険を避けられる方法も、あるのではないでしょうか。
1、駅前に駐車して公共交通機関に切り替える
濃霧だと、渋滞も予想されますよね。もし、可能な場合は、これも一つの正解です。
2、天気予報を見て、時間帯をずらす
そうですね。晴れの予報で地上気温が上昇すると、参考にご紹介する下の写真のように、一気にキリが晴れる日もあります。時間に少しゆとりがあればこれも正解。そもそも私たちは地球を相手にして行動していますから、野外に出る場合は、まず気象情報をよくチェックするのを習慣づけたいですね。
3、悪天候の前日に計画を念入りにする
これなら、より一層、正解ですね。どうせ天気予報を見るのなら、朝起きて寝ぼけ眼でテレビやスマホをチェックするのではなくて、怪しい天気や荒れる予想の前の日に、個人だけではなく、営業車を次の日に配車する営業所単位で、予想される状況、出発時刻を変更して、ゆとりをもつ予定変更ができたら、事故やトラブルを回避できる確率が上がるでしょう。
注意は、「キリ」の場合は、予定の時間を早めれば解決するわけではないことです。
早朝に急な濃霧が出ても、陽が昇り、朝9時半10時には一気に解消されることも、平地の都市ではよくあることです。計画時間の変更は、別の作業と入れ替えて、行動を遅い順序にずらすのが正解な場合もあります。柔軟に状況判断する必要がありますね。
確率を下げていく
笑顔あふれる無事故の毎日は、気軽に得られるわけではなく、細心の注意、柔軟かつ最適な計画性、機転のきく判断、安全運転など、ひたすら、確率を下げていく不断の努力で、達成されます。
実際に無事故で年間を過ごしている会社は少しずつ現われてきています。
その努力は、尊敬に値しますよね。
あれ、そういえば、運転技能だけでなく、運転の計画や、運転感情コントロール教育まで、「社員研修」に幅広く相談に乗ってくれる専門の会社って、たしか、ありましたよね。