column
「自動運転混在」混乱の時代スタート
(※ラスベガスで起きた自動運転バスの事故/2017.11.13の報道より)
混乱の時代が到来・・・?
もし、ハイレベルな自動運転時代が来たら、人は交通問題の悩みから解放される。。。
多くの人が夢見ていることですね。
『自動運転』、2年ほど前に各種専門家や自動車ジャーナリストなどの方々が発表していた各種予測などに比べても、予想以上に加速度的に開発競争が進んできています。
さて、来る新しい時代。
運転は楽になり、事故はなくなるでしょうか。
自動運転混在時代
もしかしたら、事故は、増えるかも知れません。
今のところは、みなさんが考えているより、残念な答えかも知れませんが、これからの時代、もしかしたら、事故は、増えるかも知れません。
その第一の理由は、私たちが今から迎えるのは、自動運転時代、ではなく、その前に来る「自動運転混在時代」だからです。
仕事で使う、地方を走り回る軽トラックまでもが、自動運転車にすぐに入れ替わるわけではありません。
やがて、メーカーから売り出すクルマの大半が自動運転車になっても、社会の経済格差のために、クルマを買うお金が限られている多くの人は、従来の手動運転車の中から、安い中古車を探し続けるかも知れません。
(※各地で活躍をつづける軽トラック)
(1)運転者が状況を予測しながら、目や耳で確かめ、手足で運転するクルマ。
(2)運転者は外を見なくても、自動で目的地まで行けるクルマ。
この2つは、これから長く、混在することになります。
あるクルマは人工知能(AI)で道路や周りの状況を判断して進み、別のあるクルマは、人が五感で判断して手足で運転している。
そういう混在社会が、これから長く続くことでしょう。
(※自動運転車では運転と関係なく会議もできる新時代のイメージ)
この、長く続くだろう混在時代に、何が今よりも危険なのでしょう。
「どのクルマもお互いが、安心センサー搭載の自動運転車」
というのなら、交通はスムーズになるかも知れませんが。
A)自動運転車ならではの状況判断と動作を理解しきれない従来の手動運転車。
B)慌てて急な行動変化を起こすこともある手動運転車を相手に判断を迫られる自動運転車。
どちらの側にも、苦労が続く混在時代が始まりました。
(※手動の運転者は、目視やミラーで個々に周辺情報を判断しなくてはなりません)
あなたもだんだん、事故は増えるかも知れないような気が、してきませんか?
これからは、自動運転車の最新情報も知っている、研修のエキスパートから、「安全教育」を受ける重要さが、今まで以上に増していく時代ですね。
そういえば、プログラムを固定せず、常に最新情報を調べながら、タイムリーな運転教育を次々に開発して研修請け負ってくれる会社が、ありましたよね。