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【パパとママ必見】「車は左、人も左?」
なぜ「歩行者は右側通行」なのか
小さい頃、先生に「車は左、人は右」と教えられ、「歩行者は右側通行」するものだという方が多いのではないでしょうか。
車は左側通行なのになぜ「歩行者は右側通行」なのか、「歩行者は右側通行」のルールについて考えてみます。
「歩行者は右側通行」のルールは、道路交通法の第10条第1項に、以下の通り規定されています。
「歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯(次項及び次条において「歩道等」という)と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄って通行することができる。」
という事は、あくまでも「歩道等と車道の区別の無い道路」において適用されるルールであり、歩道及び十分な幅を有する路側帯等では適用されないルールです。
そもそも、日本も、「以前は、歩行者も自動車と同じく左側通行だった」と言われています。理由については、諸説ありますが、
(1) 江戸時代に、武士が左の腰に刀を差していたため、刀の鞘同士が触れ合うのを避けるため。
(2) そもそも、心臓が左側にある左心室から押し出される血液が体全体に回ることから、左が強く動いているので、左側が接触することを避ける本能があるため。
と言われています。
では、何故歩行者は右側通行なったのか?
第2次世界大戦後のGHQの指導によるもので、安全を考慮して自動車と歩行者の「対面交通」の考え方の導入した事により「歩行者を右側通行」に変更することになりました。
安全性の確保等の観点からの「車との対面交通」との考え方がベースにあります。
昨今は子供が交通事故によって命を失うニュースが多く、ルールを守っている子供が犠牲になるケースもあります。
子供達を守る為にも、子供とのコミュニケーションの中に交通教育を取り入れていきましょう。
子供達は常にパパとママの行動を見ています。
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