column
花粉症ドライバーのリスク管理
つらい花粉症
花粉症に悩む企業ドライバーにとってくしゃみや鼻水などの症状のなか、社有車を運転して営業回り…大変そうですよね。
筆者は花粉症と無縁なので、花粉症を患いながら運転をする大変さは分かってあげられませんが、「たかが花粉症」とは全く思っていません。
考えてみれば、くしゃみ1回で0.5秒、目をつぶると仮定します。
時速60キロで走行中ならその間に車は8メートル、時速40キロなら5.5メートル進む計算になります。
花粉症では2回、3回と連続してくしゃみをしている方を多く見かけますが、それだけ前を見ない時間が連続してしまうという事です。
また、涙や鼻水などの症状も運転に影響しやすく、正常な運転ができない状態で事故を起こせば、企業として重い責任を問われる可能性も十分にあります。
実際、死傷事故を起こし有罪判決を受けたケースもあり、企業ドライバーを抱える企業としても体調に気を配り、症状が重い患者がいれば対策をとる必要がありそうです。
花粉症ドライバーの運転対策
花粉症ドライバーの運転対策としては、運転中の空調は外気を取り込まないように設定を変更する。
突然の症状に備えて普段よりも車間距離を多くとり、速度も落として走行する。
といった情報共有が必要となります。
また、花粉症の薬は眠くなったり、集中力が低下する副作用があるため、車を運転する場合は医師と相談の上、運転に影響が少ない薬を選ぶことが大切です。
目もうつろで症状がひどい時は、運転をさせないことが事故を未然に防ぐことに繋がります。
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