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コラム
次世代高速通信“5G”がクルマの「安全」や「自動運転」に与える影響
「クルマの未来」を大きく変える
次世代の高速大容量無線通信である第5世代移動通信システム(5G)の導入がはじまり、2時間映画のダウンロードに約5分かかっていました4G・LTEですが、5Gはわずか3秒程度でダウンロード可能になるというスピード感で「クルマの未来」を大きく変える存在でもあると注目されています。
5Gの特徴は「超高速通信」「超大容量」「超大量接続」「超低遅延」の4があります。
速度は現在の「4G」と比べて100倍以上と言われ、家庭内のシステムとモバイル機器とをつないで外部から自在にコントロールでき、低遅延を利用して遠く離れたところから遠隔操作も可能となります。
AI(人工知能)の状況判断に生かす
例えば高速道路上を “先頭車両のドライバー”だけでトラック3~4台による隊列走行の実現や先行車が捉えた危険をいち早く後続車に伝え、また、歩行者が近づいてくる事をクルマ側で検知して事故発生を未然に防ぐこともできるようになります。
その他、進路上の道路状況や交差点カメラの情報などを取り込み、AI(人工知能)の状況判断に生かすなど、5Gは今後の自動運転化に必要不可欠であり、車載カメラでとらえた事故映像を道路管制センターがリアルタイムで見ることができるなど、素早い事故対応も可能になります。
“ヒト対モノ”だけではなく“モノ対モノ”の超低遅延通信が必要となる自動運転システムが実現することで、公共交通機関が利用しにくい地域でも、自動運転タクシーで好きな時に、好きな場所に出かけることができる、安全かつ高度モビリティ社会の実現が期待されています。
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