高温の車内で起こる事

梅雨が明けると夏本番を迎え、暑い日が続くと思います。

その様な気候時に車内の温度はどのようになるでしょうか?

日本自動車連盟(JAF)が以下の条件で実験を行いました。

時期:8月
気候:晴天、外気温35℃
時間帯:昼12時から16時の4時間

◆窓を閉め切った車両(黒色のボディ)では

エンジンを停止させて30分後には、車内温度は約45℃に到達し、15時頃には55℃を超えました。

◆車両の窓をそれぞれ3㎝程度開けた状態では

30分後の車内温度は約40℃、15時の時点では約45℃と若干高くはなりましたが大きな差は見られませんでした。

ではフロントガラスの全面をサンシェードと呼ばれる用品で覆った場合はどうでしょうか。

◆30分後の車内温度は約40℃、15時の時点では

約50℃と窓を開けている時より高い温度となりました。

直射日光を遮る効果は高いものの、温度抑制効果はあまり望めないことが分かりました。

このような状況下の車内に長時間留まる事は、熱中症の危険があります。

特に子供や高齢者は体力が低いので、短時間であっでも控えるべきです。

このような高温下の車内に物を置きっぱなしにすると、どうなるでしょうか?

WEBセミナー・オンライン講習会ページはこちら!

車内でも特に温度が高くなる、ダッシュボードの上に置いた場合の例です。

◆携帯電話やスマートフォンでは端末温度が高くなり、自動的に電源が切れたり電池が劣化します
◆100円ライターは一部に亀裂が入ったりガスが抜けたり事があります
◆消せるボールペンで描いた文字は消えてしまいます
◆制汗剤等のスプレー缶はガスが膨張し缶が破裂する恐れがあります

このような過酷な状況になる夏場では

・人がいる際はエアコンで温度を下げる
・駐車等で車から離れる際、危険なものは車内に放置しない

ことが大切です。

過去のコラム一覧はこちら!

コラムの定期配信について

定期配信のご依頼を頂きましたら、以降の配信コラムを定期配信させていただきます。

コラムの定期配信はこちら!

【YouTube】交通事故防止セミナー(無料)

7月17日〜20日配信!【YouTube】交通事故防止セミナー(無料)『安全運転教育のプロが教える同乗指導のポイント!』

セミナー詳細はこちら!