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運転評価とフィードバック
スクリーニングと運転研修
企業の営業社員等、社有車を運転する方のスクリーニングをお客様から依頼をされる事があります。
新入社員から社有車の運転許可制度など、お客様の規模や事業形態によって数十人〜数千人のスクリーニングを行っていますが、その規模によりお客様とプロジェクトを組み、仕組み作りから一緒に取り組みます。
そのスクリーニングの内容もお客様それぞれの考えや価値観で実施する事があり、そうした中でお客様からご相談を頂くのがそのフィードバックです。
どのように伝えれば良いのか、その後、どの様な対応を取れば良いのかといった部分についてご紹介します。
スクリーニングというアプローチ
ご相談頂くスクリーニングにはいくつかのパターンがありますが、ここでは安全運転上、なんらかの課題や問題抱えている可能性があるドライバーを発見するためのアプローチとしてのスクリーニングを例にご紹介します。
この場合はスクリーニングの結果が、そのままその方の運転評価となるわけではありません。
企業によってはドラレコのデータを活用するなどのスクリーニングを行なっている企業もありますが、スクリーニングの結果として、運転に課題や問題の可能性がある企業ドライバーに対して、より具体的な教育や運転研修を行う事により、安全性を評価し、その方の運転傾向を見える化していきます。
スクリーニングの段階で具体的なフィードバックは難しい
ここでいうスクリーニングの段階で明確なフィードバックを行う事は難しく、企業ドライバーが満足するだけのフィードバックを行う事うことは出来ません。
なぜならば、ここでいうスクリーニング自体が課題や問題抱えている可能性があるドライバーを発見するためのアプローチでしかなく、スクリーニング結果だけで企業ドライバーに気づきをあたえ、運転を改善させる事は難しいと感じます。
選別されたリスクに注力する
スクリーニングより選別された方達には、具体的な教育や運転研修を行う事により、安全性を評価し、その方の運転傾向が分かりやすく見える化されますが、その教育や運転研修の中で、その方の課題や注意点等はドライバーとの間で共有されていますので、社内でフィードバックを行う際は、その運転行動や性格特性の評価内容を伝え、より良い結果を得るための行動を一緒に考えていく必要があります。
そのポイントとして、
1、課題や改善点を明確にする
2、目標と具体的な行動を一緒に考え共有する
3、評価と被評価者の認識にずれがある場合は、傾聴しすり合わせる
4、PDCAを回すために継続的にフォローアップを行う
一緒に考えることの大切さ
安全運転自体が業務の一部である以上、本人たちの評価にも繋がることは当たり前のことであり、フィードバックの中で「自分の運転をどうすれば改善でき、安全の可能性をあげられるのか?」と考えることは必要なことです。
安全運転は会社としては社員に丸投げするのではなく、学び、一緒に考える機会を提供することも合わせて必要だと考えています。
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