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タニングクルーガー効果
ダニングクルーガー効果とは
ダニングクルーガー効果とは、「正しく自己評価ができず、過大評価してしまうこと」をいいます。
無知な人ほど自分の力量を計測する能力が欠如しているため、正しく自己評価が出来ず、自身の運転技量を誤ることにつながります。
運転においては過信や無謀な運転行動の原因になることから、タニングクルーガー効果に陥らないようにしなければなりません。
そこで、タニングクルーガー効果の問題点を考えてみましょう。
成長の機会を失う
自身の運転能力が優れていると満足してしまうと、不足している部分に気づきづらくなってしまう。
運転だけではなく、勉強や運動、仕事においても足りない部分を補う努力をしなくなる点もあります。
事故を他責にしてしまう
万が一事故を起こしてしまったときに、「自身の運転能力は十分優れているはずだ。それなのに事故が起きたのは、他車の運転能力が低いから」など、自身の運転行動を否定せず、他人の運転行動を否定してしまうケースは多いといえます。
タニングクルーガー効果を改善するには
事故や問題が発生すると、他者や外の環境に原因を求めがちなってしまいます。
外的要因のみに発生要素を求めるのではなく、自分の過失を真摯に受け止め、どうすれば事故や問題が起こらなかったかを、自他の要因を分析していく必要があります。
また、クルマを安全に運転する中で、適切なフィードバックを受ける機会が少ない、あるいは自らこれらを拒んでしまうような状態や姿勢が続くと、自身が失敗していたことや改善できるポイントに気づく機会を失ってしまい、周囲からの評価と自身の自己評価に乖離が生じてしまいます。
ネガティブなフィードバックにも積極的に傾聴してもらうことで、自分自身を客観視するスキルを養い、より正しく自己評価する助けとなります。
そのためにも、一に傾聴、二に傾聴、とにかく他者の意見を受け止め、しっかりと耳を傾けること。
周囲からのフィードバックや意見を参考としていくことで、自分自身を客観視する一助となるだけでなく、相対的でバランスの取れた自己評価を行うことが可能になるはずです。
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