column
若者のクルマ離れと運転教育
企業の担当者が口を揃える若者の車離れ
若者のクルマ離れという言葉を耳にしますが、「クルマに興味が無い」「クルマの必要性を感じない」「クルマを買いたくない」という傾向のことなのでしょうか。
企業の総務人事や管理部門の担当者からは、新入社員の免許の取得理由も、
「就職に必要とされるかも知れないから」
「身分証明書代わりに便利だと聞いたから」
というお話を伺いますので、新入社員にとっては運転以外の目的でのライセンスといったところなのでしょう。
運転がしたくて免許をとる方も
一方で、2019年のパーク24のデータでは20代以下の免許取得理由の41%が「運転したかった」という事からも、全く運転に興味がないわけでもなく、運転をしたい、上手くなりたい、という気持ちは少なからずあるのではないかと感じ取ることもできます。
したがって、そうした環境が得られにくいご時世であることもクルマ離れと言われる要因としてあるのかもしれません。
企業の悩み
就職面接の際には、「時々運転しています」と回答していた新入社員が、会社の実務の中で運転を任せられるレベルではなかった、というお悩みが企業から多く寄せられることも事実です。
社有車の運転が新入社員にはストレス、会社側には事故やトラブルのリスクとなり、時代の流れに合わせ、新入社員研修に運転プログラムを導入する企業はどんどん増加しています。
しっかりした交通知識と運転技能の習得にるサポート、それに加えて、段階的に運転心理と自身の心理特性についても学ばせることで、交通事故の多い若年者層の事故防止、また、採用における企業のイメージアップと差別化、社員の働きやすい毎日を、同時に実現してはいかがでしょうか。
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