事故報告書への取り組み方

事故報告書のルール

社内で社有車による交通事故が起こった際は、事故報告書を上げるルールになっている企業がほとんどだと思います。

報告を上げるルールがない企業でしたら、ルールを作ることをお勧めしますが、その事故報告書の内容について必ずしも十分とは言えないものが上がってきていると感じる交通事故・交通安全の担当者は多いのではないでしょうか。

筆者が、事故報告書について企業のご担当者から伺う話として、

・原因の欄は「急いでいた」「気づくのが遅れた」
・再発防止欄や対策欄は「これからはこのような事故を起こさないように気をつけます」

等の記載で済ますなど、事故を起こしたドライバーの反省を全く感じないものが多いようです。

いかがでしょう、心当たりはありませんか。

一緒に考えることが大切

事故を起こしたご本人に原因があるのはもちろん、管理者や上司側にも問題があると考えるとよいでしょう。

事故の原因を考えるだけでなく、「どうすれば事故が起こらなかったのか」を事故を起こしたご本人と管理者や上司が、一緒に考えてみてください。

客観的な目線や納得感が得られ、腹落ちするかも知れません。

事故報告書が雑な会社は、安全活動も雑になりがちです。

同じ仕事をしている先人の事故事例が詳細に記載された事故報告書は、最も身近で参考になる“社内の安全教材”です。

「明日は我が身」の想いで、利活用していくようにしましょう。

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