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ながら運転の危険性
スマホは生活の必需品だが
スマートフォン(以下、スマホ)は通話機能に加え、インターネット、メール、ゲーム等、私たちの生活や仕事に欠かすことのできないとても便利なアイテムとなっています。
しかし、運転しながらスマホの注視や通話、カーナビ等の注視は、画面に意識が集中してしまい、周囲の危険に対する認知が遅れ歩行者や他の車に衝突するなど、取り返しのつかない重大な交通事故につながる行為となります。
携帯電話使用等に係る交通事故発生状況
その理由に令和4年中の携帯電話使用等に係る交通事故件数は1,424件で、令和元年12月には罰則が強化されたことにより件数は半分程度に減少しています。
しかし、携帯電話の画像目的使用に起因する交通事故が700件と最も多く、次いでカーナビ等の注視が666件となっており、未だにスマホ等による多くの事故が発生しています。
また、携帯電話使用等の場合には、使用なしと比較して死亡事故率(※)が約2.4倍でした。
※「死亡事故率」は死傷事故に占める死亡事故の割合をいいます。
【参考】警察庁HPより
ドライバーが危険と感じる時間
運転者がスマホ等の画像を見ることにより危険を感じる時間は運転環境により異なりますが、各種の研究報告によれば、2秒以上見ると運転者が危険を感じるという点では一致しています。
例えば計算では、時速40キロで走行した場合、2秒間で進む距離は約22.2メートルであり、時速60キロで走行した場合、2秒間で進む距離は約33.3メートルとなります。
その間に歩行者が道路を横断したり、前の車が渋滞などで停止していたりしたら、事故を起こしてしまう可能性は高くなりませんか。
【参考】警察庁HPより
知識を学ぶことの大切さ
走行中にスマートフォンなどの携帯電話などを使用したり、カーナビ装置などに表示された画像を注視したりすることにより、周囲の交通の状況などに対する注意が不十分になること、また、ドライバーが危険と感じる時間は2秒以上と報告されており、上記で説明したように、2秒間に進む距離は計算上、時速60キロで約33.3メートルとなるなどは、安全運転の知識として学んでおかなくてはならないところです。
基本的なことですが、スマホ等の携帯電話については、運転する前に電源を切ったり、ドライブモードに設定したりするなど、呼出音が鳴らないようにする対策や運転中にどうしてもスマホ等の携帯電話などを使用しなければいけないときは、必ず安全な場所に停車してからにしましょう。
企業ドライバーの基本の「き」です。
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