2023年の交通事故死者数

2024年1月9日

24時間以内の交通事故死者

2023年（令和5年）、全国の交通事故死者数が過去最少だった22年よりも68人多い、2678人に上昇しました。

これは、2015年以来の8年ぶりの増加となり、警察庁の集計によって分かりました。

事故件数は30万7911件、負傷者数は36万5027人で、ともに前年比2.4％増。

発生件数と負傷者数が前年を上回るのは、2004年以来19年ぶりとなります。

死者のうち65歳以上の高齢者は1465人で全体の54.7％を占めると共に、都道府県別では、大阪が148人で2年連続のワースト。

愛知145人、東京136人と続き、最少は佐賀13人で、次いで鳥取14人、福井20人。

人口105万人当たりの死者数は徳島が3.98人と最多で、次いで三重3.79人、青森3.74人となっています。

出典：警察庁交通局交通企画課

新型コロナウイルスの5類移行に伴い、行動制限が緩和され、人の動きが活発化したことが交通事故死者数の増加に影響を与えたと考えられています。

長らくの自粛や制限により、解放感からくる外出が急増し、これが交通事故の発生率を上昇させた可能性があります。

政府は来年の2025年までに交通事故の死者数を2000人以下にすることを目標としていることもあり、その達成に向けて、警察だけではなく、各業界団体、また、各企業が教育も含めた交通事故防止をより一層推進していく必要があるのではないでしょうか。

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