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高速道路で起こる渋滞のメカニズム
渋滞のメカニズム
今年もGWが間近となりました。GWと言え、すべての企業が休暇となるわけではありません。
中には、社有車のハンドルを握り、高速道路を走行する方も少なくないのではないでしょうか?
GWではとりわけ高速道路での渋滞が発生しやすくなります。
発生の要因はさまざまありますが、以下に渋滞が起こる主なメカニズムと対策を説明します。
サグ部
サグとは「たわみ」を意味し、道路が下り坂から上り坂に切り替わる凹状の箇所のことを指します。
下り坂でスピードが出ていると、上り坂で速度が低下するため、上りの入り口が渋滞の始まりになります。
急な上り坂では、坂道と気づいてアクセルを踏み直すことで渋滞を回避できますが、ゆるやかな上り坂では気づかずに走り続け車間距離が詰まってしまい、このことによって渋滞が発生します。
トンネル
トンネルでは暗がりや圧迫感がドライバー心理に影響し、その結果、一時的に速度が低下することがあります。
前方を走る車が減速すると、それが後続車にも伝わり、トンネルの入口で渋滞が発生することになります。
また、トンネル内は狭く感じるため、加速できないことも原因の一つです。
合流
複数車線が交わる箇所で、流入車が合流する際に後続車が速度を落とすことで渋滞が発生します。
そして、渋滞中の合流箇所では無理やり割り込む車が増え、急ブレーキを踏むことで連鎖的に渋滞が広がります。
事故を回避する効果的な運転方法
GWのように交通が集中する時期は、残念ながら渋滞そのものをなくすことはできません。
であるならば、最大限できることは渋滞の中で事故を起こさないことです。
そのもっとも効果的な方法は、「不用意な“進路変更”をしない」ことです。
渋滞中、隣のレーンの車に追い抜かれると、隣のレーンへ移りたくなるのもドライバーの心理です。
しかしながら、結果としてレーンの違いによる目的地への到着時間に差はほぼ出ないと言われています。
わずかな時間を稼ぐために、大きなリスクを冒していることをドライバーは認知すべきです。
渋滞に巻き込まれた際は、冷静に対処しましょう。
イライラや焦りは、運転に悪影響を及ぼします。
そのような時にこそ、上記の対応策を実践し、事故なく無事に帰還できる運転を心掛けましょう 。
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