夜間の運転

昨今は異常気象が当たり前日中の気温は乱高下していますが、夕暮れは目に見えて早くなりました。
ドライバーにとって視覚の障害(妨げ)は命取りです。
ハンディキャップの意味合いでの視覚障害については前回のコラムで触れたところですが、今回は運転者であればもれなく経験する「夜間の運転」についてクイズ形式で見ていきたいと思います。

LEVEL1:色による見え方の違い

Q01.夜間走行時、黒色の服装の歩行者は見えやすい? 見えにくい?
Q02.夜間走行時、赤色の服装の歩行者は見えやすい? 見えにくい?

LEVEL2:前照灯の照射範囲

Q03.前照灯が上向きのときの照射範囲は何m?
Q04.夜間走行時の前照灯の基本は、上下どっち向き?
Q05.時速60㎞で夜間走行中、障害物の回避可能距離は何m?

LEVEL3:対向車のライト

Q06.対向車のライトを直接目に受けて見えなくなることを何と呼ぶ?
Q07.対向車のライトがまぶしい時は視点をどの方向に移すのがよい?
Q08.対向車のライトと自社のライトが重なることで道路の中央付近の障害物が見えなくなる現象を何と呼ぶ?

LEVEL4:夕暮れどきの運転

Q09.夕暮れどき、事故を起こす可能性が高まるのはなぜ?
Q10.夜間走行時、前を走っている大型車までの距離を実際より長く判断したり、対向の大型車の位置を実際より遠くに判断しがちになるのはなぜ?

ANSWER

Q01 A.見えにくい。
Q02 A.見えにくい。赤色は、日中は鮮やかに見えるが夜間は見えにくくなる。
Q03 A.100m。下向きは40m。
Q04 A.上向き。対向車との行き違うときや前車の直後を走行するときは下向き。
Q05 A.44m。つまり、下向きで障害物を発見したときに衝突は避けられない。
Q06 A.げん惑。
Q07 A.左前方。
Q08 A.蒸発現象(グレア現象)。
Q09 A.人間の目が暗くなっていく速度に順応できず、視力が低下した状態で運転するため。
Q10 A.大型車は、前照灯と尾灯の取り付け位置が普通車に比べて高い位置にあるため。

今回は運転者であればもれなく経験する「夜間の運転」について、クイズ形式で見ていただきました。
ベテランドライバーには容易い内容であったと思われますが、語句を含め何問正解できたでしょうか?
例えばQ09のように、人間には技術ではまかなえない能力の限界があります。
事故を起こさない運転者は、この点をわきまえた運転ができるのだと思います。年末にかけて安全運転でいきましょう。

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