基本操作および基本走行～車の乗り降りと運転姿勢②～

2025年2月12日

コラム

2月14日は、「自動車保険の日」だそうです。大正3年2月14日に、現在の東京海上日動火災保険株式会社が日本初の自動車保険の営業認可を取得したことに由来しています。
営業認可の取得には、「人とクルマの毎日を安心なものにしたい」という想いが込められているとのこと。
自動車保険に加入することでたしかに安心は得られますが、究極的には保険がなくても安心して暮らせるクルマ社会であってほしいものです。

今月は、運転教本の第1段階「基本操作および基本走行」について、詳しく見ていきたいと思います。
第2回目は、「運転姿勢のとりかた・座席とミラーのあわせかた」です。

1．運転姿勢のとりかた

ベテランドライバーでも初めて乗る車種や、同じ車種であっても他者が使用した後に乗る車両の場合、乗り込んだ瞬間にいつもとは異なる感覚に見舞われると思います。
逆に、いつもと同じ車両であっても姿勢が崩れている場合もあります。

以下へ、正しい運転姿勢のとりかたを示します。
下線に当てはまる身体の部位を埋めて、自身の運転姿勢をチェックしてみましょう。

①深く______かけているか？
②______は軽く背もたれについているか？
③ハンドルに正対しているか？
④______は軽く曲がっているか？

【解答】

①深く腰かけているか？
②上半身は軽く背もたれについているか？
③ハンドルに正対しているか？
④肘は軽く曲がっているか？

2．座席の合わせかた

街中でときどき座席位置が心配に思えるドライバーと遭遇することがあります。
同じ車種・車両であっても身体的特徴によって座席の位置が異なることは致し方ありません。
けれど、身体的特徴とは別にリラックスしすぎ、または緊張しすぎていないでしょうか？

以下へ、正しい座席の合わせかたを示します。
下線に当てはまる動作を埋めて、自身の座席の合わせかたをチェックしてみましょう。

①ブレーキペダルをいっぱいに______いるか？
②座席を______いないか？
③座席を______いないか？

【解答】

①ブレーキペダルをいっぱいに踏み込めているか？
②座席を倒しすぎていないか？
③座席を起こしすぎていないか？

3．ハンドルの位置の合わせかた

「10時10分」と言えばほとんどの人が憶えていることと思います。
基本のキのはずですが、運転の慣れに比例して基本が崩れる人がいることも事実です。
片手ハンドルに逆手ハンドル…ハンドル操作に個性を出す必要ありません。

以下へ、正しいハンドル位置の合わせかたを示します。
下線に当てはまる状態を埋めて、自身のハンドルの位置の合わせかたをチェックしてみましょう。

①肩の力は______いるか？
②両ひじが______いないか？
③両ひじが______いないか？
④ハンドルの頂点に手がいっても上半身はシートから______いないか？

【解答】

①肩の力は抜けているか？
②両ひじが伸びきっていないか？
③両ひじが曲がりすぎていないか？
④ハンドルの頂点に手がいっても上半身はシートから離れていないか？

4．バックミラーの合わせかた

発進、車線変更、右左折、後退・車庫入れ…ありとあらゆる場面でバックミラーは使用します。
安全確認には欠かせないアイテムであり、前進中も30mごとの確認が推奨されています。
使用頻度が高いからこそ、正しい向きに合わせて死角を減らしましょう。

以下へ、正しいバックミラーの合わせかたを示します。
下線に当てはまる範囲を埋めて、自身のバックミラーの合わせかたをチェックしてみましょう。

①ルームミラーの______と後部窓の______が合っているか？
②ドアミラーの約___／___に自車のボディーが映っているか？
③ドアミラーの約___／___に道路面の水平が映っているか？

【解答】

①ルームミラーの中心と後部窓の中心が合っているか？
②ドアミラーの約1／4に自車のボディーが映っているか？
③ドアミラーの約1／2に道路面の水平が映っているか？

まとめ

今回は、「運転姿勢のとりかた・座席とミラーのあわせかた」について詳しく見てきました。
F1のシートポジションがレーサーにとってとても重要であることは周知の事実です。
車両を正確に操作するという目的においては、一般ドライバーも同じです。
運転姿勢はハンドルを握る人の安全に対する姿勢とも言えそうですね。
今日も一日、安全運転を。

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