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「目の特性」を知り、危険を回避する

1.目の順応時間にご用心!冬に潜む「見えない時間」
人の目は、明るさの変化に対応するために「順応」という働きをします。
しかし、この順応には時間がかかり、特に冬の運転では事故の原因となることがあります。
暗順応(明るい場所から暗い場所へ)
明るい場所から急に暗い場所へ移動した際に、目が暗さに慣れていく現象です。
冬の危険なシーン: 夕暮れ時、明るい幹線道路から街灯の少ない脇道や自宅の駐車場へ入るとき。
影響: 明るさに慣れた目では、最初のうちは周囲がほとんど見えません。
この「見えない時間」に、道路を横断する歩行者や自転車、障害物を見落とす危険が高まります。

明順応(暗い場所から明るい場所へ)
暗い場所から急に明るい場所へ移動した際に、目が明るさに慣れていく現象です。
冬の危険なシーン: 夜間の対向車のヘッドライトや、明け方の低い位置からの朝日を浴びたとき。
影響: 強い光を浴びた直後、目が眩んでしまい、周囲の様子が把握できなくなります。
特に雪が降った後は、雪面が光を反射するため、眩しさがさらに増すことがあります。

対策:トンネルの出入口や、明るさが急に変わる場所では、必ず速度を落とし、視点を近景と遠景で小刻みに動かすなど、目を慣らす努力を意識的に行いましょう。
対向車のライトが眩しいときは、わずかに視線を路肩に移し、目線で光を直接受けないようにするのも有効です。
2.「色」は意外と見えていない!視野の特性
運転中に標識や信号の色を正確に認識することは非常に重要ですが、実は人の目が色を識別できる範囲(有効視野)は、私たちが思っているよりも狭いことをご存知でしょうか。
色を認識できる範囲は狭い: 人が色を鮮明に認識できる視野の範囲は、一点を見つめている中心から左右に約35度程度(※測定方法による)とされています。
この範囲を超えた周辺視野では、物の形や動きは分かっても、色の区別は難しくなります。
冬の危険なシーン: 交差点に進入する際、注意が前方に集中しすぎた結果、横方向の信号機や標識が視界の端に入っていても、「赤」や「黄」といった色の情報を見落としてしまうことがあります。
対策:視点を動かし、「確認」を徹底する
頭を動かす:交差点など特に危険な場所では、目線だけでなく顔や頭を動かし、物理的に確認する動作を徹底しましょう。
冬は日没も早く、雪や路面の凍結など視覚情報が妨げられやすい時期です。
目の特性を理解し、「大丈夫だろう」という過信を捨て、「必ず確認する」という強い意識で、安全運転に努めましょう。

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