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運転のいろいろな死角!(後半)
クルマの運転中に死角によって危ない場面に遭遇したことはありませんか。
駐車場や構内で、同じような事故が多発する原因の一つにこの「死角」が関係しているかもしれません。
死角とはクルマの運転席からどうしても見えない全ての範囲を言いい、クルマ自体の死角の他に道路交通には様々な死角が数多く存在します。
今回はそんな死角について考えてみましょう。
まずはどのような死角があるのかいくつか考えてみます。
(5)カーブが作る死角
交差点だけでなく、カーブなどの道路形状が見通しを悪くしていることにも注意してください。
カーブの先に駐停車車両があったり、右側通行の自転車がやってきたり、対向車がセンターラインをはみ出して接近してくる事も想定できます。
漫然と走行していると避け切れないことがありますので、カーブの手前での危険予測と万が一の準備をしながら走行することが大切です。
(6)坂の死角
前方が坂道となった場所でも死角が大きくなります。
急な坂道の頂上付近で徐行義務があるのもこのためですが、橋の手前も坂になっていて見通しの悪い場所が多いようです。
坂道の頂上付近にある交差点では、交差道路の状況が見えにくので十分な危険予測を行って下さい。
(7)対向車線の渋滞車両が作る死角
対向車線が渋滞しているときは、渋滞車両の間から歩行者や自転車が道路を横断してくることがあります。
特に渋滞車両が完全に停止しているときは、駐車車両が連続しているのと同じ状態になりますから、渋滞車両の間によく注意して走行しましょう。
(8)大型車両が作る死角
トラックやバスなどの大型車の後方を走行すると、前方の道路状況が見えにくくなります。
そのため交差点や横断歩道などの発見が遅れ、信号が確認できずに赤信号で交差点に進入してしまう危険性があります。
大型車の後方を走行するときは、前方の状況にきちんと対応できるよう車間距離を十分とるとともに、走行ポジションを左右にずらすなどして、前方の視界の確保に努めましょう。
その際は路面標示や標識などにも目を配るとよいでしょう。
そうすることで横断歩道や信号機があることを早めに把握することができます。
最後に・・・。
どうでしょう。死角について普段から予測をしながら運転している方もいればあまり考えずに走行していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
見通しの悪い交差点で出会い頭事故を想定しながら走行すれば、多段階停止が最も安全の可能性が高い事は容易に想像できるはずです。
また、駐車場や構内での事故が多いなら、後退前に運転姿勢をチェックする習慣を作ってみてはどうでしょうか。
折角の機会です。死角とその対応方法について考えてみて下さい。
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