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居眠り運転の6つの対策
前回のコラムでは居眠り運転の5つの原因として、睡眠不足、過労、生活習慣、疾病や薬、時間帯についてご紹介致しました。
しかし、毎日しっかり睡眠を取っていても、また、正しい生活習慣を送っていても、運転中におとずれた眠気はどうしても防げません。
運転中に眠気に襲われた場合、どのような対策を取ればいいのでしょうか?
今回は運転中に眠気がきた場合の6つの対策について考えていきます。
【対策1】仮眠
どんなに睡眠を取っていても、どうしても運転中に来てしまう眠気。
そのまま運転を続けてしまった結果、一瞬で眠りに落ちてしまい事故……といった最悪の事態は避けたいところです。
そんな事態を避けるために仮眠を取る事がベストです。
駐車場や高速道路のSAやPAなどのような、とにかく車を安全に停められるスペースを見つけましょう。
昼寝ではなく、10-15分程度の仮眠を取るだけでも、頭がスッキリして快適な運転ができるはずです。
【対策2】体を動かす
高速道路のSAやPAでは、車から降りて数分間歩いたりストレッチをするのも効果的です。
眠気がとれますし、血行がよくなり頭も心もスッキリします。
その他、冷たい水で顔を洗うのも眠気対策になります。
【対策3】カフェイン
コーヒーやコーラ、エナジードリンク、栄養剤などのカフェイン入りの飲料を飲むのも効果的です。
しかし、眠気覚ましとしてカフェインは最適ですが、摂取してから15分以上で覚醒作用が発揮され、あまり摂りすぎると気分が悪くなってしまうので気を付けて下さい。
【対策4】噛む
ガムや昆布を噛むと脳の血行が良くなり、覚醒水準の低下を一時的に抑えられると言われています。
【対策5】声を出す
運転中は、どうしても無言になってしまいがちですが、無言のままでいると、ついついボーッとしてしまい、眠気に襲われてしまいます。
誰かが一緒に乗っている場合には運転の妨げにならない範囲で会話をしてみてはいかがでしょうか。
1人の場合はアップテンポの音楽をかけたり、歌ってみるのもいいでしょう。
【対策6】治療
日中に強い眠気を感じたり、集中力や活力が欠けるなどの状態に陥る睡眠時無呼吸症候群は、本人が気づかないうちに重症化するケースが多いことから、安全運転のためにも早期発見・早期治療が大切です。
如何でしょうか。
特に労働時間が長く、交通事故の多い企業にとっては居眠り運転は切実な問題だと思いますし、労務を含めた安全管理や教育においても会社の取り組み次第で事故を防止する事は可能なのではないかと思います。
筆者の場合はマイルールとして、100分おきにアラームをセットして休憩を取り、肩甲骨のストレッチをする事を習慣化しています。
こまめな休憩は疲労軽減に繋がります。
何故100分なのか?
教習所の技能教習が長くても100分教習なのでその癖の様なものです。
企業では運転時の休憩はルール化されていない事が多いので、居眠り運転の防止に繋がってくるかもしれません。
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