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非認知能力の運転における必要性
認知能力と非認知能力
昨今では幼児教育から非認知能力を伸ばす子育てが注目されていますが、車の運転でも非認知能力の大切さを感じます。
人間の能力は、大きく「認知能力」と「非認知能力」の2種類に分けられますが、「認知能力」とは、IQ(知能指数)に代表されるような、点数などで数値化できる知的能力のことをいい、一方「非認知能力」とは、認知能力以外の能力を広く示す言葉で、テストなどで数値化することが難しい内面的なスキルを指します。
その非認知能力の中でも筆者が車の運転において大切だと感じている能力は責任感、協調性といった社会性、自制心、理性といったセルフコントロールや客観的思考、判断力といったメタ認知能力だと思います。
メタ認知能力については、また、別のコラムで紹介したいと思いますが、簡単に言えば、自分自身を客観的に認知する能力のことです。
少し例をあげると、自分が仕事をできているのか、できていないのか、どんなことが得意であり、どんなことが苦手なのかといったことを、客観的に捉えることを言い、近年ビジネス分野でもメタ認知が注目されています。
非認知能力の種類
テストで数値化されにくい能力は幅広く「非認知能力」と位置づけられるため、具体的にイメージしづらいかもしれませんが、調べるかぎり研究者によってさまざまに定義づけられていますが、その一例をご紹介します。
非認知能力の名前 | 具体的な能力 |
---|---|
自己認識 | やり抜く力、自分を信じる力、自己肯定感 |
意欲 | 学習志向性、やる気、集中力 |
忍耐力 | ねばり強く頑張る力 |
セルフコントロール | 自制心、理性、精神力 |
メタ認知 | 客観的思考力、判断力、行動力 |
社会的能力 | リーダーシップ、責任感、協調性、思いやり |
対応力 | 応用力、楽観性、失敗から学ぶ力 |
クリエイティビティ | 創造力、工夫をする力 |
こうして見ると、「非認知能力」という言葉にはあまり馴染みがなくても、その中身は子育てや部下育成など、人材育成の中で一度は目にしたことがあるものばかりだと気付きます。
運転にはマインドが必要
私共のお客様からは、交通教育は運転技能の教育が優先なのかマインドの教育が優先なのかといった相談を受けることがありますが、それはドライバーの階層によって異なります。
この辺りは、以前のコラムで「ケスキネンの階層的アプローチ(https://magio-anzen.com/1097)」の中で紹介しいますので、ご覧になってください。
このケスキネンの階層的アプローチでは、運転技能よりもセルフコントロールの方が上位であり、マインドが運転に大きな影響を与えます。
こうした意味でも、運転技能だけではなく、非認知能力にある自分自身を客観的にみれることや自分自身をコントロールすることは安全な運転をする上で必要なスキルとなり、会社としてより安全な運転行動をとってもらうためには、運転の技術的な教育だけではなく、非認知能力といった数値では測れない部分の教育と絡めて安全運転のできる人材育成を行っていく必要性を感じます。
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